2013/02/26

HP ProLiant + Fusion-io で、recompose(再構成)にどれくらい時間がかかるのか、計ってみた

めんどくさいので、細かい機器構成は省略するけど、小規模環境をイメージして、ESXi用の物理サーバ機1台のみで試してみた。

View Administratorの管理者画面で、
[View構成]-[グローバル設定]-[全般]-[警告後に、次の期間が経過してからログオフする:]
で、管理者がrecompose(再構成)指示後、ユーザーのログオフを何分待つのか指定する。デフォルトは5分。最短1分。

もし、全仮想デスクトップがログオフ済みであれば、ただちにrecompose処理が開始される。

replica(レプリカ)作成処理:約100秒
replica作成処理以外:約500秒 (仮想デスクトップ数 12個、18個、24個 どれでも同じ)

もうちっと仮想デスクトップ数を増やした場合も試して、どれくらい時間がかかるかの一次関数が作れるとよかったんだけど、たまたまお借りしたサーバ機がRAM:64GB搭載だったので、ここまでで終了。orz

とはいえ、十分に速いでしょ。これで。
ログオフの待ち時間を入れたとしても、1仮想デスクトップあたり30秒未満だし。


さらに、あたりまえながら、ESXi用の物理サーバ機を増やしたり、vCenter Serverを増やしたりすれば、同時並行作成数は増やすことができるし。



環境作ってくれたYaさん、テストに付き合ってくれたKiさん、ありがと〜

VMware Horizon Suite license(ライセンス)概要


http://kb.vmware.com/kb/2042975

Horizon View
Horizon Mirage
Horizon Workspace

ライセンスの数え方とか。


なお、Horizon Suite/Horizon View の中の、すべてのコンポーネント用のOSインスタンスは、 Horizon View に含まれている vSphere Desktop 上で稼働させてしまって良い、 それで vSphere Desktop の EULA 的に問題なし、らしい。


ダウンロード, download, は以下。


https://my.vmware.com/web/vmware/info/slug/desktop_end_user_computing/vmware_horizon_view/5_2


https://my.vmware.com/web/vmware/info/slug/desktop_end_user_computing/vmware_horizon_mirage/4_0

https://my.vmware.com/web/vmware/info/slug/desktop_end_user_computing/vmware_horizon_workspace/1_0



2013/02/25

Horizon Mirage その2


さて、
「Mirage AgentをインストールしたWindowsパソコンの、全てのデータが、中央に格納される」わけだが、1, 2台ならさておき、数百台、数千台ともなると気になるのが「容量」だろう。

中央のストレージの容量にしかり、ネットワーク転送量だったり。
無論、ここでも Horizon Mirage は活躍する・・・らしい。

ストレージは超重複排除
ネットワーク転送は超圧縮

する、とのこと。

特にストレージの重複排除は、
まずは、Windowsのファイルレベルで実施。たとえば、50人が同じファイルを持っていたとしても、中央に格納されるのは、最初の1人目のファイルだけ。2人目以降は「既に格納済み」ということでネットワーク転送すらされない。
2段階目として、Windowsのファイルのブロックレベルで実施。たとえば、50人が同じファイルを持っていたとして、そのうちの1人がそのファイルを少々改変したとしても、同じファイルは最初の1人目だけ。改変されたファイルは、改変されたブロックだけ、が格納されるようだ。

なお、ストレージの重複排除は、Horizon Mirageの機能なため、ストレージ装置自体が重複排除の機能を持っている必要は無い。

2013/02/22

Horizon Mirage その1

ようやく発表されましたね。新ネーム、Horizon Mirageで。
http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/mirage/features.html

色々機能があって、混乱しちゃい易いんだけど、要点絞って説明してく。

まーず、コイツの主たる効能は・・・Windowsパソコンの自動バックアップ・・・だよ。

Mirage AgentをインストールしたWindowsパソコンの、全てのデータが、中央に格納されるわけだ。しかも、この格納が継続的に行われる。そのWindowsパソコンがヒマなとき、つまり、ユーザーが使っていないとき、とかを見計らって、ずーーっと継続的にバックアップが取り続けられる。
# どの程度の間隔でスナップショットを持っておくか、は指定できる。無論、トレードオフで、間隔を短くすると、下記のようなリカバリ時に自分の望むモノを取り出せる確率が高くなる一方、溜めておくストレージの容量は増加する。

1. ユーザーが間違ってファイルを消してしまったとき
2. ユーザーが間違ってファイルを上書きしてしまったとき
3. Windowsパソコンが壊れてしまった、紛失してしまった、リース切れになってしまった、とき

ファイルやフォルダ単位の復旧もできるし、Windowsパソコン丸ごと、の復旧もできる。
しかも、簡単で短時間に。


この機能だけでも買う価値はあると思う。たぶんな。。