2014/04/21

Amazon WorkSpaces をいじってみた その1

以下、結構いいなぁと感じたヤツ

■(自分のデバイス間の)ファイル共有
他人とかの共有には使えず、Dropboxとかの類いの極度の機能限定版的な。Amazon WorkSpaces Syncというらしい。
特定のフォルダ下を同期対象にできる。追加アプリケーションのインストーラとかを仮想デスクトップOSに渡すのに便利だ。
追加料金ナシの模様。Amazon S3上に保存されるっぽい。
容量制限がどうなっているのか、記載は見つけられなかった。たぶん無制限。ま、そもそもAmazon WorkSpaces自体、容量制限があるから、最大限(=無制限)に使われても大したことは無い、というAmazonの目算なのかもしれない。
自分のデバイス、といっても今はWindowsとMacだけ。ま、これは時間の問題でしょ。そのうちiOSやAndroid版も出るに違いない。たぶん。。

■さすがUDPベースのPCoIP
Regionは、まだ[東京]が選べないので[オレゴン州](=日本から8,000kmくらいらしい)だけど、まずまずの操作感。



以下、今のところ、ちとイマイチと感じたヤツ。ま、いくつかは時間の問題だろうけど。
# もち、MUI日本語インストール済み

■半角カタカナが文字化け
例えば、筆者が使っているATOKのメニューやらインストーラーやらに半角カタカナが入っているんだよねぇ。そいつらが文字化けする。筆者の身近にいるプロに聞いたところ、DBCS(Double Byte Character Set)のせいらしい。本件で言うと、ATOK制作側でなんとかすべき課題、らしい。

■仮想デスクトップOSのTime Zoneがローカル端末と同期するか否か
Windows: NG
Mac: OK
iPad: NG
Kindle Fire HDX: NG

■日本語キーボードで打ちたい
# 検証環境下のローカル端末、Windows 8.1 と Mac 、は日本語キーボード
# 仮想デスクトップOSの[デバイスマネージャ]で、[キーボード]を[日本語 PS/2 キーボード(106/109)]に変更済み
# ついでに、ATOK Passport を仮想デスクトップOSにインストールしてみた。
Windows: NG
Mac: NG
つまり、@とか打つのが不便。。

■仮名漢字変換
Windows: OK [Alt]+[半角/全角]で仮名漢字変換ON/OFFができる。
Mac: イマイチ [かな]キーで、仮名漢字変換ON/OFF できない。。仮想デスクトップOSのGUI上で、仮名漢字変換ON/OFFの操作をするしかない。Mac OS上の設定の問題か??
iPad: イマイチ 仮想デスクトップOSのGUI上で、仮名漢字変換ON/OFFの操作をするしかない。iPad上で変換して、変換結果を送ることもできるが、変換過程で押したKeyも仮想デスクトップ上に入力されちゃうから使えない。
Kindle Fire HDX: イマイチ 仮想デスクトップOSのGUI上で、仮名漢字変換ON/OFFの操作をするしかない。

■[視覚効果]の変更
画面変更を減らすべく、VDIでは「お決まり」のコレ、GUIで変えてみたけど意味なし orz
http://vdesktops.blogspot.jp/2010/11/windows.html
きっと「Windows7のエクスペリエンス機能」とやらが作用しているに違いない。


2014/04/17

MxM市場への感想と推測


つい最近、AirWatchを長時間触る機会があった。で、感想と推測。

もう「完成品」に近いね。モバイルデバイスを管理したい、という需要に応えるための市場はこれから盛り上がるのだろうけど、受け皿であるソリューションは、既にある程度成熟している。

それもそのはず。モバイルデバイスを管理するためのAPIは、モバイルデバイスのOS実装に依存しているからだ。モバイルデバイスのOS実装に併せて、機能を追加していけば良い。あとは、それらを束ねる部分、つまり、ユーザインタフェースや、大企業への導入にも耐えられるような仕組み+αくらいしか開発の余地が残っていない。となると、これほど、愚直に顧客の意見を聞いていれば製品を正しく育てられる市場もそうそうあるまい。

なるほど、なぜ市場はこれから立ち上がる所だというのに、競合が40社以上もひしめいているのか疑問を持っていたのだけど、中をのぞいてみたら理由は明白だった。発明必須な部分が少ないから、参入しやすかったんだぁぁ。

こりゃ、あと3年もしたら一気に寡占化が進んで、AntiVirus市場と同じで上位3,4社で市場の80%シェアとかになっている・・・かもね。

最後に残るのは、MxM部分をオマケとして提供するパターンに持ち込めるAntiVirusソフトウェアメーカー1,2社と、この市場を制覇した1,2社。計3,4社、と推測。いずれにせよ、遠からず価格競争になるだろうね。OSSでも速攻で出てくるだろうし。



# MDM, MAM, MCM