ついに、Horizon View 5.3から、Windows Client OS(XP, Vista, 7, 8, etc...)だけではなく、Windows 「Server OSもVDIで利用」できるようになった。らしい。
実は以前から(技術的には)できたんだ。が、VMwareのサポート対象ではなかった。
これは、いわゆるターミナルサービス(Terminal Service)に接続するわけぢゃないんだよ。勘違いされやすいんだけど。。
# 元より、ターミナルサービスにHorizon Viewで接続する方式はずーっと昔から提供されている。この場合、画面転送プロトコルは今のところRDPだけだけど。
仮想テスクトップOSとして、Windows7とかを利用するかわりに、Windows Server 2008R2を利用するわけだ。VDIなので、当然ながら、OSインスタンスはユーザーごとに割り当てられる。
Windows Client OSではないので、あの、ぼっ○○り(?)で有名なWindows VDAライセンスが不要なのだ。
http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/software-assurance/windows-virtualization.aspx
「サーバOSのほうが高価ぢゃん」とか思う人もいるかもしれんが、それも違う。Windows Server の Datacenter Editionは、プロセッサライセンス(物理サーバのCPUソケット数に対して課金)が基本で、そのソケット上にはOSインスタンスを上げ放題だから、である。
VDIでは、(使い方にもよるが)1コアあたり8つくらいはOSインスタンスを立ち上げて利用するのがフツーだ。イマドキのプロセッサは10コアくらいは積んでいる。で、2ソケット機が標準だろうから、計20コア。1台のサーバ機あたり、8 x 20コア = 160 OSインスタンス、という感じ。コレに必要なDatacenter Editionのライセンスは2つ。価格は、サーバ機メーカーからOEM提供されているDatacenter Editionの価格表を参考にすると分かり易いッス。
それに、Server OSだから、Client OSにはないSPLAが存在する。サービスプロバイダがWindowsのライセンスも含めて、まるごとサービスを提供できるわけだ。※Client OSだとSPLAが無いので、コレができない。
http://www.vmware.com/jp/company/news/releases/vmw-euc-portfolio-10-16-13.html
===以下、コピペ===
パブリック/プライベート クラウド向けのデスクトップOSとしてWindows Server 2008 R2のサポートにより、Microsoft Virtual Desktop Access(VDA)のライセンスに関するコストと複雑さが軽減されるため、DaaSサービス プロバイダは顧客間で物理サーバを共有して、さらにWindowsライセンスを直接提供することもできます。