2011/12/21

仮想デスクトップで、動画とか描画とかが汚い場合の対処法


ほとんどの場合「仮想デスクトップ上で描画が終わっていない」ことが原因。仮想CPU使用率が100%近くに張り付いているので、原因はパフォーマンスモニタとか見れば一目瞭然。つまり、VMware ViewやらPCoIPやらに到達する以前で躓いているわけだ。

仮想マシン上の描画処理を、(描画処理用に特化して作られたわけではない)仮想ビデオカードが行っている、つまりXeonとかOpteronがおこなっているため、仮想CPU使用率が必然的に高くなるってワケ。

ぢゃ、どうすりゃいいのか。単純。対象の仮想デスクトップに以下3点を実施ぢゃ。
・仮想CPU数を増やす
・仮想メモリを増やす
・仮想ビデオメモリを増やす


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あと、以下で、より綺麗になるらしい。

Adobe Flash(バージョン依存アリ)やらIE9やらは、描画にDirectXを使用できる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Adobe_Flash
http://ascii.jp/elem/000/000/561/561415/

デフォルトだと、仮想デスクトップは「DirectXを使用しない仮想ビデオカード」になっている。まず、vSphere Clientで、仮想デスクトップに使用する親仮想マシンとかのプロパティで、[3Dサポートを有効化]を"enable"にする。続いて、View Administratorで、[Windows 7 3D Rendering]を"enable"にすると「DirectXを使用する仮想ビデオカード」になる。

#この操作をした後、recomposeとか、シャットダウン&パワーオンとか、仮想ビデオカードを入れ替える隙を該当仮想マシン(仮想デスクトップ)に与える必要アリ。

ちゃんと「DirectXを使用する仮想ビデオカード」になっているか否かは、dxdiagコマンドとかで確認できる。